オーストラリア・ケアンズは、世界遺産の大自然とリゾート感を一度に楽しめる人気観光地です。日本から直行便で約7時間半でアクセスできるため、短い期間でも十分に堪能できます。
観光地には日本人スタッフも多く、英語が苦手な方でも安心して観光できます。
この記事では、これまで私がケアンズに住んでいた経験から「ケアンズ旅行するならここに行くべき!」というスポットを厳選してご紹介します。
01. 世界最大の珊瑚礁「グレートバリアリーフ」

ケアンズ観光といえば外せないのが、世界遺産「グレートバリアリーフ」。
「リーフ」とはサンゴ礁のことを指し、世界最大級の美しいサンゴ礁群が広がっています。透明度の高い海で、シュノーケリングやダイビングを楽しみながら、カラフルな熱帯魚やウミガメに出会えます。

天気のいい日は、飛行機の窓から綺麗なグレートバリアリーフを見ることができます!

観光で「グレートバリアリーフに行く」というと、大きく2つのパターンがあります。
1. 島に行くタイプ = グリーン島やフィッツロイ島などのインナーリーフ
2. アウターリーフと呼ばれる本格的なサンゴ礁エリアまで行くタイプ= 沖合の少し離れたところにあるアウターリーフ(ポンツーンなど)
有名どころの位置

それぞれどんな楽しみ方があるのか見ていきます。
島に行くタイプ
ケアンズ港から行ける島はたくさんありますが、その中でもフェリーで気軽に行けるのは、
・グリーン島
・フィッツロイ島
の2つです!
グリーン島 (Green Island)
グリーン島はケアンズ港からフェリーで約45分で行ける人気の小さな島です。

浅瀬がずーと広がっているので、泳ぐのが苦手な人やお子様連れでも安心して楽しむことができます。
グリーン島行きのフェリーのスタッフやグリーン島内には、日本人や日本語が話せるスタッフが多く、わからないことや心配事など気軽に質問することができるのも嬉しいポイントです!
【グリーン島の概要】
• アクセス:ケアンズ港から約45分
• 所要時間:日帰りツアーで約6〜8時間
• アクティビティ:シュノーケリング、ダイビング、パラセーリング(その日の風力による)など。
泳ぎが苦手な方は、グラスボトムボート(小型船の下がガラス張りでそこから魚を眺められる)や半潜水艦ツアーなどもあります!
・その他:小さなワニ園もあります
実際、私がグリーン島でシュノーケリングをした時はウミガメに遭遇できました🐢 さらにサンゴ礁の近くまで行くと、色とりどりの魚たちが泳いでいて、ずっと潜っていても飽きない楽しさでした。
グリーン島+少し奥まで行ってダイビングするツアーなど様々なツアーがあります。
フィッツロイ島(Fitzroy Island)

フィッツロイ島もグリーン島と同じくケアンズ港からフェリーで約45分、自然豊かなリゾートアイランドです。
島の約97%が国立公園に指定されていて、熱帯雨林とビーチの両方を楽しめます。
また、島内には「ヌーディービーチ」があります。真っ白な砂浜で、オーストラリアで最も美しいビーチのひとつに選ばれています。
【フィッツロイ島の概要】
• アクセス:ケアンズ港から約45分
• 所要時間:日帰りツアーで約6〜8時間
• アクティビティ:シュノーケリング、ハイキング、カヤック、パドルボードなど
・その他:島の展望台まで歩けば、グレートバリアリーフを一望できます!
ローカルの人は「フィッツロイがおすすめ!」と言う人が多いです。ちなみにグリーン島と比較して、日本人スタッフはほとんどいません。
アウターリーフ「ポンツーン」(Pontoon)

ポンツーンは、グレートバリアリーフの海上に浮かぶ人工浮島です。 透明度が高く、色鮮やかなサンゴや多様な魚が見られるため、より“グレートバリアリーフらしい”といわれます。
【ポンツーンの概要】
• アクセス:ケアンズ港から約90分
• 所要時間:日帰りツアーで約8時間
• アクティビティ:シュノーケリング、体験ダイビング、半潜水艇、グラスボトムボートなど
・その他:船内には更衣室・シャワー・展望デッキ・レストランなどの設備が整っていて快適。場所によってはウォータースライダーや子供向け施設がある船も!
最初に紹介した島よりも少し遠めですが、多くの海の生き物が見れるので時間のある場合はお勧めです!
02. 世界最古の熱帯雨林にある「キュランダ」

ケアンズのもう一つの世界遺産が、世界最古の「熱帯雨林」。その熱帯雨林の中にあるのが「キュランダ村」です。テレビ世界の窓からのオープニングで有名の「キュランダ列車」や「ゴンドラ」でも行くことができます。
小さな動物園「コアラガーデン」や蝶々園「バタフライ・サンクチュアリ」などもあり、オーストラリアの生き物を間近で見ることができます。

幸せを呼ぶ蝶として知られる「ユリシス」は温かめの雨季(11月〜4月)に活発になるため、観光シーズンの乾季(5月〜10月)には実物を見ることは難しいですが、バタフライ・サンクチュアリに模型が置いてあります。ユリシス見れずとも1,200羽以上のカラフルな蝶々が目が忙しくなるほど飛んでいて面白いです。
【キュランダの概要】
• アクセス:ケアンズからスカイレール(ゴンドラ)で片道約1時間半/キュランダ観光列車で約2時間 / 車で約40分
• 所要時間:日帰りで約6〜8時間(往復交通含む)
• 見どころ:熱帯雨林散策、マーケットめぐり、コアラや蝶の観察、アーミーダック(水陸両用車)体験など。
03. 動物と触れ合える!「ハートリーズ・クロコダイル・アドベンチャーズ」

ケアンズ市内から車で約40分。ここはワニが主役のワイルドライフパークです。私がケアンズで働いていた頃の元上司に「ここは行くべき!」とおすすめされて行ってみたところ、想像を超えるほどワニのショーが迫力満点でした。大人でも楽しめます!!
ワニだけでなくコアラやカンガルー、ウォンバットなどのオーストラリアの動物もたくさんいます。

また園内にはレストランもあり、少し残酷ですがワニ見ながらワニ肉も食べれます…
【ハートリーズ・クロコダイルアドベンチャーズの概要】
• アクセス:ケアンズから車で約40分(ツアーバスあり)
• 営業時間:8:30 – 17:00
• 所要時間:約3〜4時間
• 見どころ:ワニの餌付けショー、カソワリ(日本名:ヒクイドリ)、コアラなどのオーストラリア固有動物
04. 幻想的な遺跡「パロネラパーク」

「おとぎ話の世界みたい」「ラピュタの世界観!」と口コミで人気なのが、パロネラパーク。
スペイン移民ホゼ・パロネラが小さい頃の「お城を建てたい!」という夢を歳月をかけて叶えた場所です。夜にはライトアップで幻想的な雰囲気に包まれます。ケアンズは多くの観光地が夕方に閉まるところが多い中、ここは夜も楽しめる観光地です。
パークの中はいろんな細工がしてあったり、手で作ったのが分かる手形が残っていて面白いです。私が訪れた際は、日本人スタッフの方がそれぞれの建物の背景や思いを丁寧に説明してくれました。
【パロネラパークの概要】
• アクセス:ケアンズから車で約1時間半(ツアーバスあり)
• 営業時間:9:00 – 18:00, 夜のツアーは18:15より
• 所要時間:約2〜3時間
• 見どころ:古城・庭園・滝・夜のライトアップガイドツアー(昼も夜も日本語ガイドあり)
【注意点】
ケアンズから少し遠く、ちょっと田舎で周りに何もないところです。軽食持って行っておくと安心です。また、オーストラリアのSIMを使う場合、2024年に訪れた際はOptus回線は繋がりにくかったです。(Telestra回線は繋がってました)
05. 南国リゾート気分を味わえる「パームコーブ(Palm Cove)」

ケアンズ市内からローカルバスで行ける有名なビーチ「パームコーブ」。ヤシの木ので囲まれ、のんびりした時間を過ごしたい方にぴったりのビーチです。フォトウェディングのスポットとしても有名な写真映えスポットでもあります。
毎年4月から12月の毎月第1日曜は、マーケットが開催されています。手作りクラフト、アクセサリー、地元アート、フード屋台など多くの店舗でにぎわいます。(最新のマーケット開催日の情報はこちらより)
【パームコーブの概要】
• アクセス:ケアンズから車で約30分、ローカルバス約50分
• 所要時間:約2〜3時間
• 見どころ:ヤシの木が並ぶ美しいビーチ
06. 自然を身近に感じる「ケアンズ・ボタニックガーデン」

熱帯植物を中心に様々な植物が見れる入場無料の植物園です。巨大な木や葉っぱなど、めずらしい植物がたくさんあります。市内中心部から近く、のんびり散策や写真撮影にぴったりです。
【パームコーブの概要】
• アクセス:ケアンズから車で約10分、ローカルバスで約15〜20分
• 所要時間:約1〜2時間
• 見どころ:熱帯植物のコレクション、蘭やヤシの木
07. 登山好きにおすすめ「レッドアロー・ウォーク(Red Arrow Walk)」

穴場でおすすめなのが、ボタニックガーデンの近くにあるハイキングコース「レッド・アロー」です。登山といってもそんなに長くなく、20分くらい登ればケアンズの海や景色を見ることができます。また、運良ければ野鳥やワラビー(小型カンガルー)にも遭遇できます。
朝日の時間を狙っていくと、海の上に浮かぶ朝日を見ることができます。夕日でも綺麗だと思います!
ちなみに「短いのは物足りない」という方は「ブルーアロー(Blue Arrow)」というロングコース(2〜3時間)もあります。
【レッド・アローの概要】
• アクセス:ケアンズから車で約10分、ローカルバスで約15〜20分(ケアンズ・ボタニックガーデン横)
• 所要時間:約40分(往復)
• 見どころ:ケアンズの海が見渡せる。運良ければワラビーやめずらしい鳥に出会えることも
ここからは、ケアンズ市内で楽しめる観光スポットを紹介していきます。
08. エスプラネード・ラグーン(Esplanade Lagoon)

ケアンズのアイコン的な場所が「エスプラネード・ラグーン」。海沿いに広がる無料の巨大プール施設です。
無料プールの他、芝生の広場や無料のBBQ設備まで整っているので、観光客から地元ファミリーまで人気のエリアです。日中は水遊び、夕方は散歩しながらのんびり夕焼けを眺めるのもおすすめです。
無料でアクアズンバ(プルーでズンバ)クラスも楽しめます。(日曜の朝9時と水曜の夕方17:30から)実際に私は何回か参加したことありますが、テンポが早い音楽のときは水の中で足が追いつかず、なかなかカオスでした笑
私がケアンズに住んでいた頃はよくエスプラネード沿いをランニングしていました。よく海にペリカンが現れていて、群れで動いていたり、魚食べてたり、寝てたりしてるのを見るのが楽しみでした。

日本からケアンズのフライトは早朝に到着する便が多いので、ホテルチェックイン前までここで散歩して時間潰すのもいいと思います。
09. ラスティーズ・マーケット(Rusty’s Market)

ラスティーズ・マーケットは、ケアンズ中心部にある週末限定の活気あるマーケットです。毎週 金曜・土曜・日曜 に開催され、新鮮なフルーツや野菜、アジア食材、地元グルメが並びます。
最終日の日曜日14時くらいに行くと、野菜やフルーツが半額以下のセールを行っています。メロンやパイナップルがまるごと1個$1で売ってたりします!
【ラスティーズマーケットの概要】
• アクセス:ケアンズシティ内
• 営業日時:金曜・土曜:5:00 – 18:00頃/日曜:5:00 AM – 15:00
• 特徴:新鮮なトロピカルフルーツや野菜がたくさん!多国籍の屋台フードやスムージーなど売ってます。
【注意点】
切ってラップされてるものは雑菌が繁栄しやすくお腹を壊す可能性があるため、避けたほうがいいです。
10. ナイトマーケット(Night Markets)

「夜は何しよう?」と迷ったらここへ。市内中心部の明るい場所にあるので気軽に行けます。
お土産ショップやフードコート、マッサージ店までずらりと並んでいます。アジア料理店が多く、ベトナム料理や中国料理、寿司やミニたい焼きなんかも売ってます。また、雑貨や手作りアクセサリー、服屋さんもあってお土産探しにもいいです。お土産コーナーやマッサージ店には日本人スタッフがいます。
【ケアンズ ナイトマーケットの概要】
• アクセス:ケアンズシティ内(エスプラネードの近く)
• 営業日時:毎日 16:30-23:00
• 特徴:フードコートはアジア系が多め。気軽に散歩がてらに楽しめます。
11. ショッピングセンター「ケアンズセントラル(Cairns Central)」

オーストラリアのショッピングセンターを覗き見したい人は、「ケアンズセントラル」へ行ってみてください。
ケアンズ最大のショッピングセンターで、200以上の店舗が入っています。ファッション、雑貨、電化製品、レストラン、フードコートまでなんでも揃う便利なスポットです。大型スーパーやドラッグストア、映画館もあるので、ちょっとした買い物から雨の日観光まで幅広く活用できます。
【ケアンズセントラルの概要】
• アクセス:ケアンズシティ内
• 営業日時
月〜水・金・土:9:00 ~ 17:30
木:9:00 ~ 21:00
日曜日:10:30 ~ 16:00
木曜日だけ多くのお店は21時まで空いています。(中には17:30に閉まるところもあります)
まとめ
以上、私の経験からケアンズの人気な観光地から穴場までを紹介しました。
ケアンズは、
• 海の世界遺産「グレートバリアリーフ」
• 森の世界遺産「熱帯雨林」
の両方を体験できる、オーストラリア屈指の観光都市です。
旅のスタイルに合わせて、自分だけのケアンズの楽しみ方を見つけてみてください
ケアンズで思いっきり楽しむために、持って行った方がいいものについては以下の記事にまとめています!

そのほか、オーストラリアで買いたいスキンケアのおすすめ商品は以下をご参考ください。

コメント